すべての人やコミュニティが自立することができれば、他を妬んだり、奪い合う必要がなくなる。ひいては世界から争いがなくなる。農家と起業家という二足のワラジ履きながら、より良い社会を未来へ残そうと活動する若松潤哉さんの一日を見つめました。
ー あらすじ ー
人気の移住先として注目を浴びる福岡県糸島市。市内でも一番西側、佐賀県よりに位置する人口2000人ほどの地区・福吉。ここで農業起業家である若松さんは暮らしています。彼は元々飛行機の整備士として東京で働いていたのですが、突如脳に腫瘍が見つかり死を意識したことで自分が何をしたいのか、生きる意味は何かと向き合うようになりました。その中で農業に魅了され、10年前糸島に移住し、有機農法で果物とオリーブを育てる「わかまつ農園」を開きました。その後、農家と消費者のコミュニケーションを促進するためにカフェ「お菓子と暮らしの物 りた」をオープンし、地元の野菜を使った料理とスイーツを提供しています。福吉という自然豊かな土地と、そこに住む生産者仲間の活動にポテンシャルを感じ、現在は福吉の地域商社を立ち上げるべく精力的に動いている若松さん。そんな彼の思いや原動力に迫ります。